相続税の税務調査について知っておくべきポイント
2025年09月19日
相続税の申告を行った後、税務署から調査の連絡が来ることがあります。
今回は、どのような場合に調査対象となりやすいか、調査の流れや注意点について分かりやすく解説します。
1.税務調査の対象となりやすいケース
(1)申告内容に関する要因
– 相続財産の金額が大きい(一般的に1億円以上)
– 申告された財産と実際の生活水準に大きな差がある
– 現金や預金の割合が異常に高い
– 不動産の評価額が相場と比べて低すぎる
– 生前贈与の記録が不明確
(2)手続き上の要因
– 申告期限ギリギリまたは期限後に提出
– 修正申告を何度も行っている
– 過去に他の税金で問題があった
– 申告書の記載内容に矛盾や不備がある
2.税務調査の具体的な流れ
(1)事前準備段階- 税務署から電話または書面で連絡
– 調査日程の調整(通常は平日の日中)
– 必要書類の準備依頼
(2)調査当日の流れ
– 調査官が自宅や事務所を訪問(2~3名程度)
– 相続人への聞き取り調査
– 通帳、印鑑、重要書類の確認
– 金庫や貸金庫の中身チェック
– 調査は通常1~3日間
3.申告書提出前の注意点
(1)財産の洗い出し
– 銀行口座は全て確認(名義預金も含む)
– 現金、貴金属、骨董品なども忘れずに
– 生命保険金や退職金も対象
– 借金や債務もしっかり把握
(2)適正な評価
– 不動産は税理士等の専門家による適正な評価を実施
– 株式や投資信託の時価を正確に算出
– 評価方法に迷った場合は税理士等の専門家に相談
(3)過去の税務申告等の確認
– 過去の贈与関係の把握、整理
– 相続時精算課税の有無
4.申告書提出後の注意点
(1)書類の保管
– 申告に使用した全ての書類を7年間保管
– 通帳のコピー、領収書、契約書なども大切に保存
– デジタルデータもバックアップを取っておく
(2)連絡への対応
– 税務署からの連絡には迅速かつ誠実に対応
– 分からないことは素直に「分からない」と伝える
– 必要に応じて税理士などの専門家に同席を依頼
税務調査は決して怖いものではありません。適正な申告を行い、必要書類をきちんと整理しておけば、スムーズに終了します。不安な点があれば、早めに専門家に相談することをお勧めします。
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